みなさん、こんにちは。
今回のテーマは、「依存症の治療」についてです。
依存症の治療の説明をする前に、そもそも依存症とはどのような病気かを簡単に説明させていただきます。
依存症の特徴
①依存行為を「やめようと思っていても、やめられない」
②依存行為により自身の健康、経済面、家族や職場になんらかの支障が生じていること
これらの特徴から、依存症の治療においては、「やめ続ける」ということが大きな目標になってきます。
ここでは、依存症治療について2つの治療モデルで紹介してみようと思います。
①リラプス・プリベンションモデル
このモデルは、依存行為を引き起こしやすいトリガー(引き金)を特定し、それを避けるための方法を身に着け、実践し続けることが目的になります。
②グッドライフ・モデル
このモデルでは、誰もが「良いもの」を手に入れたいと考えて生活していると考えます。依存行為は「良いもの」の手に入れ方が不適切だったと考え、より適応的な方法で「良いもの」を手に入れるため、短期~長期的な目標を立てていきます。
当院ではこの2つのモデルを参考にプログラム治療や個別カウンセリングを行っています。
最後に当院で実施している依存症治療プログラムを紹介させていただきます。
・薬物依存グループ
・ギャンブル依存グループ
・性依存(性嗜好障害)グループ / 性嗜好障害オンライン治療プログラム
・クレプトマニア(病的窃盗)グループ
・弁証法的行動療法グループ(自傷行為、過量服薬、過食嘔吐、感情調節困難など)
※その他依存症(アルコール、買い物など)も個別で対応しています。
ご希望の方はお気軽に医師にご相談ください。