盗撮がやめられない方へ

性嗜好障害(性依存)には盗撮・覗き、痴漢・露出、下着窃盗、小児性愛などさまざまな、ものがあります。今回は、「盗撮・覗き」をテーマに書かせていただきました。

窃視症

 窃視症とは、警戒していない人の裸やスカートの中を撮影するなどの行為がやめられない方のことをいいます。これらの行為を行うことで強い性的な刺激や衝動、空想などが生じダメだとわかっていても繰り返してしまう特徴があります。中には警察に捕まり、裁判になったにもかかわらず止められない方もいます。

※撮影した動画を売るなどの金銭目的の行為などは該当しません。

 主に盗撮覗きが「やめたくてもやめられない方」が該当します。

●窃視症(盗撮・覗き)の特徴

以下に盗撮・覗きの方に多い傾向を書きだしてみました。複数当てはまる方は依存傾向にあるかもしれません。

・スマホを持ち始めてから行うようになった。
・小型カメラを利用して行っている。
・駅やショッピングモールの階段やエスカレーター、書店、ゲームセンターで行う。
・気づいたら盗撮・覗きに費やす時間や頻度が増加している。
・通勤、通学などのタイミングで行う。
・休日暇なときに行う。
・アダルトサイトで盗撮系の動画をよく見る。
・撮った動画・画像を保存、収集する。
・動画や画像の収集に強い執着はなく、取ったらすぐに消す。
・撮る行為に興奮・ドキドキ感を感じる。
・目先のメリットを優先してしまう。                  など

上のような症状でお困りの方は当機関へ問い合わせください。

当機関では、性的欲求のコントロールが難しいという方が年間100名以上治療に訪れ、プログラム治療(必要に応じて薬物療法)を受けていらっしゃいます。プログラム治療では「痴漢」・「盗撮」などの性嗜好障害(性依存症)に特化した内容で行っています。

また、遠方で、受診が難しい方に向けてオンラインでの治療も実施しています。

※プログラムに参加されている方でご希望に応じて治療計画や、治療経過を書いた意見書などの書類作成も行っています。