● 性依存とストレス

 ストレスとは、外部からの刺激によって体の内部に生じる反応のことをさします。人間では特に職場や家庭における不安・緊張・恐怖・怒りなどの心理・社会的ストレスの強く影響されるといわれています。

 ストレスには、良い緊張感といった正のストレスと、心身にネガティブな影響のある負のストレスがありますが、負のストレスなどをうまく制御ができなかった場合には、不適応を起こして心身の不調を引き起こします(厚労省e-ヘルスネットより)。

 

 性依存になるきっかけとなる出来事はそれぞれ人によって異なりますが、性依存の多くのケースでは、ストレスに対する対処方法として性嗜好行動をとるといわれています。そのため、性嗜好行動でストレスが緩和できたときには、次も同じような性依存行為でストレスに対処しようという学習がなされます。この学習によって、性依存行為は強化されていきます。

 次第に、どのようなストレスに対しても性嗜好行動をとるようになり、いつの間にか、ストレスに対する対処行動であったものが、性嗜好行動そのものが目的となっていってしまうのが、性依存症の状態です。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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