● 窃盗症/クレプトマニアとセルフ・モニタリング

 窃盗症/クレプトマニアでは衝動性のコントロール障害がみられます。欲求が自分でうまくコントロールできないことが窃盗症/クレプトマニアでの課題です。そのため、セルフ・モニタリングの力を高めていくことで、ちょっとした自分の心や体の状態に気づけるようになっていくことが、窃盗症/クレプトマニアとうまく付き合っていく上で大切になります。

 セルフ・モニタリングとは、「周囲の状況や他者の行動に基づいて、自分の行動や振る舞いが社会的に適切であるかを観察し、自分の行動をコントロールすること」、とされています。

 端的にいうと、自分の心や体の状態をじっくりと観察すること、といえるでしょう。ただし、何ともなしに自分の状態を眺めているのではなく、自分がどのような状態であるのかについての「気づき」を得ることが大切です。

 とはいっても、自分の状態に気づくということは、案外難しいものです。どの部分について自分は今、気づいているか、意識を向けているのかなど、普段の生活の中で意識的に取り組んでいくことで少しずつモニタリングができるようになっていくものです。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、窃盗症/クレプトマニアのオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「オンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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