性依存症では、性的行為をしたいという衝動に抵抗できなくなることが繰り返されるという「衝動制御」に課題があります。しかし、きっかけに近づいたら必ず性依存行為を行うか、というとそうではなく、性依存行為をせずにいられる場面もあります。
では、なぜ性依存行為をしようという気が起こらなかったのかと考えると、それは欲求がある程度満たされているか、あるいは欲求が満たされていなくても健全な方法でストレスを解消できているからだと考えられます。このような状態を「健全な欲求充足/健全な欲求の解消」がなされているといわれます。
その逆に、欲求があまりに満たされていない状態であると、普段は逸脱した行為をしたいと思わない人であっても、リスクをおかしてでも自分の欲求を満たしたいと思うようになってしまう場合があります。
「動機・衝動」に対して、犯罪という方法ではなく、社会的にも受け入れられる欲求充足の方法を考え練習していくと、健全な欲求解消の方法が強化され、犯罪から離れて過ごせると考えられています。
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