● 性依存症/性加害と良心

 多くの人は、犯罪をしたいと思っても、犯罪はいけないと思って、犯罪をしません。

犯罪をしない人たちは、

「社会的なルールは守らねばならない」

「犯罪をしてしまうと捕まって損になる」

「他者を傷つけたくない」

といった考えが強いために、犯罪をしないと考えられています。これはいわゆるところの「良心」であり、犯罪をしないでいられる心の内側のバリアともいえます。

 しかし、欲求不満が高じてしまうと、犯罪をしてでもその欲求を満たしたいという思いが強くなってしまうことがあります。また、そもそも自分がしたいことは犯罪にはならないとか、「相手は嫌がっていないから」たいしたことではないと思い込んだりしてしまう場合があります。

 このような、犯罪行動を許す考え方を「認知の歪み」といいます。自分の中の認知の歪みを見つけて、犯罪をしない考え方を選ぶことができるようになれば、「良心」の力が強化され、犯罪から遠ざかることができるといわれています。

 認知の歪みに気づくことは簡単ではありません。セルフ・モニタリング等、トレーニングをすることで少しずつですが気づけるようになっていきます。

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センター 052-671-1555

【性依存症の治療】7月20日開催 無料オンラインセミナー

 繰り返してしまう性問題行動の背景には、「依存症」の要因が強く影響しています。本人がやめたい、やめなければならないと思っていても、ある特定の状況になったり、日常的なストレスを溜めていたりすると、衝動がうまくコントロールできなくなってしまいます。その結果として、「気づいたら」また性問題行動を行ってしまった、というケースが多いのです。

 問題行動が発覚するか否かという部分は確かに本人にとっても周囲にとっても重大事項ですが、どうしてその行為自体にはまり込んでしまっているのかという本質を理解することも忘れてはいけません。そこでは、「依存」という観点から理解を進めることが有効になってきます。しかし、盗撮や痴漢といった性問題行動の背景に、「依存症の問題」が関係しているということには、なかなか目が向けられないケースも多いのです。

 特に、性問題行動、性の逸脱行動についての悩みは、そのデリケートさから誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまいがちです。本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の理解と支援の方法についてお伝えしていきます。

 どういった状態が治療の対象となるのか、相談のタイミングはどうとらえたらよいか、などについてもお話しすることで、性依存症で悩んでいる方や、その周囲の方の一助となれば幸いです。

* セミナーは7月20日(土)14:00~15:30 オンライン(Zoom)開催です。

【対象】

性行動に課題・問題を抱えている当事者、周囲の人

* 本セミナーでは、個人を特定することはありません。

※お申し込みはコチラ→ 「お申込みフォーム (google.com)」 よりお願い申し上げます。

 

【性依存症の治療】6月15日開催 無料オンラインセミナー

 繰り返してしまう性問題行動の背景には、「依存症」の要因が強く影響しています。本人がやめたい、やめなければならないと思っていても、ある特定の状況になったり、日常的なストレスを溜めていたりすると、衝動がうまくコントロールできなくなってしまいます。その結果として、「気づいたら」また性問題行動を行ってしまった、というケースが多いのです。

 問題行動が発覚するか否かという部分は確かに本人にとっても周囲にとっても重大事項ですが、どうしてその行為自体にはまり込んでしまっているのかという本質を理解することも忘れてはいけません。そこでは、「依存」という観点から理解を進めることが有効になってきます。しかし、盗撮や痴漢といった性問題行動の背景に、「依存症の問題」が関係しているということには、なかなか目が向けられないケースも多いのです。

 特に、性問題行動、性の逸脱行動についての悩みは、そのデリケートさから誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまいがちです。本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の理解と支援の方法についてお伝えしていきます。

 どういった状態が治療の対象となるのか、相談のタイミングはどうとらえたらよいか、などについてもお話しすることで、性依存症で悩んでいる方や、その周囲の方の一助となれば幸いです。

 

* セミナーは6月15日(土)14:00~15:30 オンライン(Zoom)開催です。

【対象】

性行動に課題・問題を抱えている当事者、周囲の人

* 本セミナーでは、個人を特定することはありません。

※お申し込みはコチラ→ 「お申込みフォーム (google.com)」 よりお願い申し上げます。

 

【6月15日開催】性依存オンライン無料セミナー

 痴漢や盗撮といった触法行為に至ってしまっているケースでは、意志の力ではどうにもならずに「やめたくても、やめられない」という依存状態に陥っている人が少なくありません。

 性問題行動を抱え、本人・周りが困っている状態にある場合、「性依存症」として理解し、依存行動に対する理解を深める、対処の方法を身につける、周りが「性依存症」と理解して支援を行っていくことが重要となります。

 本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の考え方だけでなく、相談のタイミングや対処の考え方についてお伝えしていきます。

 本人の抱えている問題・課題や背景はそれぞれではありますが、性問題行動につながるきっかけについての見方や、対処のあり方には共通している点が多くあります。本セミナーが性依存症で悩んでいる方や、その周囲の方の一助となれば幸いです。

* 開催日:6月15日 (土) 14:00~15:30 Zoom開催

 【対象】

 性行動に問題・課題を感じている当事者、周囲の方々

* 本セミナーは個人を特定するものではありません。

お申込みフォーム (google.com)より、お申し込みをお願い申し上げます。

● 性依存症における誤魔化し

 依存行為を行っていると、どうしても嘘をつくことが多くなってしまいます。

 嘘は他人にだけつくのではありません。自分自身に対しても嘘をつくことが多くなっていきます。

 漠然とした不安感におそわれたとき、自分の気持ちにきちんと目を向けないまま、盗撮や痴漢といった性依存行為でまぎらわせてしまうようなことはありませんか? その不快感は、イライラだったのでしょうか、傷つきだったのでしょうか。いったい何が嫌だったのか、なぜいらだったのか、どんなことに傷ついたのでしょうか?

 そうした自分自身のこころの状態から目をそらし、性依存行為を行うことでうやむやにしてしまった経験は、多くの人が持っているはずです。性依存行為を繰り返し、自分のこころの痛みをごまかしたり、周囲の人に嘘をついたりしている限り、安定した人間関係や安定した生活を保ち、安定した精神状態を保つことはできません。

 自分の不安やいら立ち、ストレスなどに、きちんと向き合わず、性依存行為でまぎらわしても、根本的な問題は何も解決されず、ますます依存行為を頼るようになってしまいます。

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センター 052-671-1555

【5月18日開催 無料オンラインセミナー】性問題行動の理解

 盗撮や痴漢といった、反復する性の逸脱行為の背景には、依存症の要因が強く影響しています。本人が「やめたい、やめなければならない」と思っていても、ある特定の状況になると、行為の衝動がうまくコントロールできず、再度行ってしまうケースが多いのです。

 本人も周りも、問題について注目がいってしまうことは自然なことです。しかし、問題の背景に「依存症の問題」が関係しているということに気づけないことが少なくありません。その行為が引き起こした結果ももちろん重要ですが、どうしてその行為自体にはまり込んでしまっているのかを、『性依存』という観点から理解することが改善には有効になってきます。

 本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の理解と支援の方法についてお伝えしていきます。自身の、あるいは近しい人の行動は性に関する依存行動なのか、そうだとしたら相談とはどのようにしたらよいのか、についてお伝えしたいと思っております。

* セミナーは5月18日(土)14:00~ オンライン開催です。

【対象】

性行動に課題・問題を抱えている当事者、周囲の人

* 本セミナーでは、個人を特定することはありません。

お申込みフォーム (google.com)よりお願い申し上げます。

 

● 性依存行為に「はまる」

 依存症とは、ある特定の行為に「はまる」ということです。

 「はまる」とは、性依存症の場合では「耽溺する」という言葉が当てはまるかと思います。耽溺するとは、よくないことに夢中になって、それ以外のことをかえりみない状態にあることを意味します。

 性依存行為にはまっているときは、依存行為に夢中になっていて、他のことにはなかなか注目がいきません。これは、性依存行為という特定の行動が、パターン化されて維持されている状態です。

 特定の行動パターンが維持されるためには、何らかのフィードバックが得られている必要があります。フィードバックは、達成感であったり、満足感であったりですが、特定の性依存行為を続けさせようという動機づけにつながります。特定の行動をとる頻度が増えたり、維持されたりする状態を強化される、といいます。

 依存行為と達成感や満足感がセットになっていることで、依存行動が強化され、ますます抜け出せなくなってしまうのです。この場合、依存行動を強化している状況を変化させることが大切です。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● スケジュールを立てるときのポイント(性依存)

 スケジュールを立てるときのポイントは、頭で考えるだけはなく、必ず表にするなど、目に見える形で書き出すことです。依存症はとても大きな影響力を持っています。頭の中では、どんなに強い意志を持っていたとしても、依存行為をしていたときと似た状況に出会うと脳が勝手に反応してしまいます。

 頭の中で作ったスケジュールは、すぐに頭の中で「依存行為をしてもいい理由」に上書きされてしまいます。そのため、スケジュールを立てるときは紙に書き出していくことが大切です。

 そして、大切なのは次の行動を起こすことです。

 

・日常の生活の習慣を変える。

・引き金を避ける。

・安全な生活スケジュールにしたがって生活する。

 

 もし、スケジュールに空いている時間を作ったり、危険だと分かっている予定に何も対処しないときは危険信号がついているかもしれません。「スケジュールを立てる」という行動は、自分自身の変化のバロメーターでもあります。自分自身でスケジュールを作り、それを守っている間は、きっと依存行為をしないでいられることでしょう。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● 性依存とセルフ・モニタリング

 セルフ・モニタリングとは、「周囲の状況や他者の行動に基づいて、自分の行動や振る舞いが社会的に適切であるかを観察し、自分の行動をコントロールすること」、とされています。

 端的にいうと、自分の心や体の状態をじっくりと観察すること、といえるでしょう。ただし、何ともなしに自分の状態を眺めているのではなく、自分がどのような状態であるのかについての「気づき」を得ることが大切です。

 とはいっても、自分の状態に気づくということは、案外難しいものです。どの部分について自分は今、気づいているか、意識を向けているのかなど、普段の生活の中で意識的に取り組んでいくことで少しずつモニタリングができるようになっていきます。

 

 性依存症は、性行動についての衝動性のコントロール障害です。欲求が自分でうまくコントロールできないことが性依存での課題です。そのため、セルフ・モニタリングの力を高めていくことで、ちょっとした自分の心や体の状態に気づけるようになっていくことが、性依存症とうまく付き合っていく上で大切になります。

 日々の生活の中でも、少しずつ意識を向けていけるとよいでしょう。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● 窃盗症/クレプトマニアと欲求充足

 窃盗症/クレプトマニアでは、物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返されるという衝動制御に課題があります。多くは万引き行為で、慢性化してくると盗りたいという衝動から行動に移るまでのタイムラグはほとんどなく、また、本人も自覚していないケースがみられます。しかし、きっかけに近づいたら必ず盗るか、というとそうではなくて万引きをせずにいられる場面もあります。

 

 では、なぜ万引きをしようという気が起こらなかったのかと考えると、それは欲求がある程度満たされているか、あるいは欲求が満たされていなくても健全な方法でストレスを解消できているからだと考えられます。このような状態を「健全な欲求充足/健全な欲求解消」がなされているといわれます。

 その逆に、欲求が満たされていない状態(心理的に飢餓である状態)であると、普段は万引きをしたいと思わない人であっても、リスクをおかしてでも自分の欲求を満たしたいと思うようになってしまう場合があります。

 

 「犯罪の動機・衝動」に対して、犯罪という方法ではなく、社会的にも受け入れられる欲求充足の方法を考え練習していくと、健全な欲求解消の方法が強化され、犯罪から離れて過ごせると考えられています。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、窃盗症/クレプトマニアのオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「オンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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