● 性依存症における誤魔化し

 依存行為を行っていると、どうしても嘘をつくことが多くなってしまいます。

 嘘は他人にだけつくのではありません。自分自身に対しても嘘をつくことが多くなっていきます。

 漠然とした不安感におそわれたとき、自分の気持ちにきちんと目を向けないまま、盗撮や痴漢といった性依存行為でまぎらわせてしまうようなことはありませんか? その不快感は、イライラだったのでしょうか、傷つきだったのでしょうか。いったい何が嫌だったのか、なぜいらだったのか、どんなことに傷ついたのでしょうか?

 そうした自分自身のこころの状態から目をそらし、性依存行為を行うことでうやむやにしてしまった経験は、多くの人が持っているはずです。性依存行為を繰り返し、自分のこころの痛みをごまかしたり、周囲の人に嘘をついたりしている限り、安定した人間関係や安定した生活を保ち、安定した精神状態を保つことはできません。

 自分の不安やいら立ち、ストレスなどに、きちんと向き合わず、性依存行為でまぎらわしても、根本的な問題は何も解決されず、ますます依存行為を頼るようになってしまいます。

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センター 052-671-1555

【5月18日開催 無料オンラインセミナー】性問題行動の理解

 盗撮や痴漢といった、反復する性の逸脱行為の背景には、依存症の要因が強く影響しています。本人が「やめたい、やめなければならない」と思っていても、ある特定の状況になると、行為の衝動がうまくコントロールできず、再度行ってしまうケースが多いのです。

 本人も周りも、問題について注目がいってしまうことは自然なことです。しかし、問題の背景に「依存症の問題」が関係しているということに気づけないことが少なくありません。その行為が引き起こした結果ももちろん重要ですが、どうしてその行為自体にはまり込んでしまっているのかを、『性依存』という観点から理解することが改善には有効になってきます。

 本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の理解と支援の方法についてお伝えしていきます。自身の、あるいは近しい人の行動は性に関する依存行動なのか、そうだとしたら相談とはどのようにしたらよいのか、についてお伝えしたいと思っております。

* セミナーは5月18日(土)14:00~ オンライン開催です。

【対象】

性行動に課題・問題を抱えている当事者、周囲の人

* 本セミナーでは、個人を特定することはありません。

お申込みフォーム (google.com)よりお願い申し上げます。

 

● 性依存行為に「はまる」

 依存症とは、ある特定の行為に「はまる」ということです。

 「はまる」とは、性依存症の場合では「耽溺する」という言葉が当てはまるかと思います。耽溺するとは、よくないことに夢中になって、それ以外のことをかえりみない状態にあることを意味します。

 性依存行為にはまっているときは、依存行為に夢中になっていて、他のことにはなかなか注目がいきません。これは、性依存行為という特定の行動が、パターン化されて維持されている状態です。

 特定の行動パターンが維持されるためには、何らかのフィードバックが得られている必要があります。フィードバックは、達成感であったり、満足感であったりですが、特定の性依存行為を続けさせようという動機づけにつながります。特定の行動をとる頻度が増えたり、維持されたりする状態を強化される、といいます。

 依存行為と達成感や満足感がセットになっていることで、依存行動が強化され、ますます抜け出せなくなってしまうのです。この場合、依存行動を強化している状況を変化させることが大切です。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● スケジュールを立てるときのポイント(性依存)

 スケジュールを立てるときのポイントは、頭で考えるだけはなく、必ず表にするなど、目に見える形で書き出すことです。依存症はとても大きな影響力を持っています。頭の中では、どんなに強い意志を持っていたとしても、依存行為をしていたときと似た状況に出会うと脳が勝手に反応してしまいます。

 頭の中で作ったスケジュールは、すぐに頭の中で「依存行為をしてもいい理由」に上書きされてしまいます。そのため、スケジュールを立てるときは紙に書き出していくことが大切です。

 そして、大切なのは次の行動を起こすことです。

 

・日常の生活の習慣を変える。

・引き金を避ける。

・安全な生活スケジュールにしたがって生活する。

 

 もし、スケジュールに空いている時間を作ったり、危険だと分かっている予定に何も対処しないときは危険信号がついているかもしれません。「スケジュールを立てる」という行動は、自分自身の変化のバロメーターでもあります。自分自身でスケジュールを作り、それを守っている間は、きっと依存行為をしないでいられることでしょう。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● 性依存とセルフ・モニタリング

 セルフ・モニタリングとは、「周囲の状況や他者の行動に基づいて、自分の行動や振る舞いが社会的に適切であるかを観察し、自分の行動をコントロールすること」、とされています。

 端的にいうと、自分の心や体の状態をじっくりと観察すること、といえるでしょう。ただし、何ともなしに自分の状態を眺めているのではなく、自分がどのような状態であるのかについての「気づき」を得ることが大切です。

 とはいっても、自分の状態に気づくということは、案外難しいものです。どの部分について自分は今、気づいているか、意識を向けているのかなど、普段の生活の中で意識的に取り組んでいくことで少しずつモニタリングができるようになっていきます。

 

 性依存症は、性行動についての衝動性のコントロール障害です。欲求が自分でうまくコントロールできないことが性依存での課題です。そのため、セルフ・モニタリングの力を高めていくことで、ちょっとした自分の心や体の状態に気づけるようになっていくことが、性依存症とうまく付き合っていく上で大切になります。

 日々の生活の中でも、少しずつ意識を向けていけるとよいでしょう。

 

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● 窃盗症/クレプトマニアと欲求充足

 窃盗症/クレプトマニアでは、物を盗もうとする衝動に抵抗できなくなることが繰り返されるという衝動制御に課題があります。多くは万引き行為で、慢性化してくると盗りたいという衝動から行動に移るまでのタイムラグはほとんどなく、また、本人も自覚していないケースがみられます。しかし、きっかけに近づいたら必ず盗るか、というとそうではなくて万引きをせずにいられる場面もあります。

 

 では、なぜ万引きをしようという気が起こらなかったのかと考えると、それは欲求がある程度満たされているか、あるいは欲求が満たされていなくても健全な方法でストレスを解消できているからだと考えられます。このような状態を「健全な欲求充足/健全な欲求解消」がなされているといわれます。

 その逆に、欲求が満たされていない状態(心理的に飢餓である状態)であると、普段は万引きをしたいと思わない人であっても、リスクをおかしてでも自分の欲求を満たしたいと思うようになってしまう場合があります。

 

 「犯罪の動機・衝動」に対して、犯罪という方法ではなく、社会的にも受け入れられる欲求充足の方法を考え練習していくと、健全な欲求解消の方法が強化され、犯罪から離れて過ごせると考えられています。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、窃盗症/クレプトマニアのオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「オンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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● 性依存が問題になるとき

 性的な興味関心を持つのは人として自然なことです。

 けれど、性的な考えや行動が、日常生活や仕事などを圧迫してしまうようになると、はたしてその状態は「自然」でしょうか?

 性依存症者では、性的な問題行動について、「やってはいけないことだと分かっている」という自覚を持っているケースが多くみられます。しかし、

 

「分かってはいるけれど、自分自身では欲求や衝動をコントロールできない

コントロールがどうしてもできなくて、実行に移してしまう

 

 このようなコントロール障害の状態におちいっていることで、「本人、そして周りの人にとっての障害となる行動」をとってしまうのです。

 性の嗜好性が偏っている、願望を持っているだけでは、問題行動や障害としてはみなされません。問題になるのは、「実際に」行動してしまうことで逮捕されたり、空想や衝動が強すぎて1日の時間の多くを使っているといった、「困ったことが起きた=問題が生じた」場合です。

 

 あつた白鳥クリニックでは、性依存症のオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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