性依存症の当事者は、性問題行動にはまり込むことで「嫌なことを忘れ」、気分を大きく変えられることを体験すると、依存が高まっていってしまいます。性依存行為を行うと、気分が劇的に変化することも少なくありません。
盗撮等がバレずにやり過ごせた、というある種の成功体験が積み重なると、気持ちを切り替える際に繰り返し同じ手段=性問題行動に頼るようになっていきます。そして、「より頻繁に」なり、エスカレートしていってしまいます。
しかし、性依存に陥っている当事者では、自分では気分転換・ストレス解消の方法に問題があることを認めにくかったり、問題であると自覚していても、いつの間にか自分の行動もコントロールできない状態に陥っています。
性依存症に限らず、いわゆる依存症に共通する特徴としては、衝動性のコントロール障害という課題があげられます。特定の物質摂取、行為等についての「こうしたい」という衝動が突然に湧き上がってくる、スイッチが入ったようにある行為等への欲求が生じてくる、という状態に直面するのですが、本人はこの衝動や欲求に有効に対処する術を持たないのです。結果として、盗撮や痴漢といった自分でも望ましくないと思っている行動に至ってしまう可能性があるのです。
本セミナーでは、臨床心理士が性依存症で困っている本人や周囲の方に向けて、性依存症の理解と支援の方法についてお伝えしていきます。相談のタイミングや対処の考え方についてもお話ししていきます。性依存症で悩んでいる方や、その周囲の方の一助となれば幸いです。
* 開催日:12月21日 (土) 13:00~14:30 Zoom開催
【対象】
性行動に問題・課題を感じている当事者、周囲の方々
* 本セミナーは個人を特定するものではありません。
※お申し込みはコチラ→ 「お申込みフォーム (google.com)」 よりお願い申し上げます。