● 窃盗症/クレプトマニアと良心

 多くの人は、犯罪をしたいと思っても、犯罪はいけないと思って、犯罪をしません。犯罪をしない人たちは、

「社会的なルールは守らねばならない」

「犯罪をしてしまうと捕まって損になるとか」

「他者を傷つけたくない」

 といった考えが強いために、犯罪をしないと考えられています。これはいわゆるところの「良心」であり、犯罪をしないでいられる心の内側のバリアともいえます。

 

 しかし、欲求不満が高じてしまうと、犯罪をしてでもその欲求を満たいしたいという思いが強くなってしまったり、そもそも自分がしたいことは犯罪にはならないとか、犯罪であるとしても万引きはたいしたことではないと思い込んだりしてしまう場合があります。

 このような、犯罪行動を許す考え方を「認知の歪み」といいます。自分の中の認知の歪みを見つけて、犯罪をしない考え方を選ぶことができるようになれば、「良心」の力が強化され、犯罪から遠ざかることができるとされています。自分の中のモノの考え方・捉え方は、練習をすることで少しずつ気づけるようになっていきます。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、窃盗症/クレプトマニアのオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「オンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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