● 性依存と精神的・社会的リスク

 性嗜好障害(パラフィリア障害)とは、精神的・社会的なリスクをおかしてまで、痴漢・盗撮・露出行為等の性的な問題行動を行う状態です。

 強迫的性行動症は、強迫的な自慰行為が止まらない、アダルトサイトへの過剰なはまり込み、性風俗通いをやめることができない、といったことのため、社会的・身体的・経済的損失を繰り返している状態です。

 精神的リスクとは、「やってはいけないとは分かっているけれど、止めることができない、どうしたらいいのだろうか」といったように、その行為によって葛藤や罪悪感が生じ、本人の精神的な健康がネガティブな状態になることです。

 また、社会的リスクとは「強制わいせつや迷惑行為防止条例違反など、法に触れるということで、社会的な地位・ステータスを著しく損なう場合」のことをさします。

 

 性依存にある状態では、このようなリスクを分かっていながらも、リスクを過小評価してしまう傾向にあります。そのため、リスクをおかしてまで望ましくない性嗜好行動をしてしまうおそれがあります。意志の力だけではコントロールできないのが依存症の特徴ですので、適切な治療・支援が望まれます。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、性依存症治療のオンライン・グループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「性のオンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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