多くの人が犯罪をしないでいられるのはなぜでしょうか?
その答えの一つとして、犯罪をしてしまうまでには歯止めとなる4つの壁(心理的ハードル)が立っていて、多くの人はそれらの壁を乗り越えないからである、という「4つの壁モデル」(藤岡,2014)を紹介します。
① 1つ目の壁:「犯行の動機・衝動」の歯止めとなる「健全な欲求充足という壁」
「欲求がある程度満たされている」か、「健全な方法でストレスを解消できているから」
② 2つ目の壁:「内的バリア」となる「良心の壁」
社会のルールは守らなければならない、他者を傷つけたくないといった考え
③ 3つ目の壁:「外的バリア」となる「犯罪をする機会がないという壁」
予定があったり、他者の目があったり、被害者と接する機会がなかったりすると犯罪をしなくていられる
④ 4つ目の壁:「被害者の抵抗」と呼ばれる「被害者の気持ちを考える壁」
被害者の気持ちを考えて犯罪を思いとどまる
この4つの壁を強化すれば、犯罪をしないようになると考えるのが「4つの壁モデル」です。犯罪に至るまでのハードルを高く、強くしておけば、犯罪行為までの道のりが困難になるため、犯罪に至らなくなるという考え方です。
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