● 窃盗症/クレプトマニアとストレス

 ストレスとは、外部からの刺激によって体の内部に生じる反応のことをさします。人間では特に職場や家庭における不安・緊張・恐怖・怒りなどの心理・社会的ストレスの強く影響されるといわれています。

 ストレスには、良い緊張感といった正のストレスと、心身にネガティブな影響のある負のストレスがありますが、負のストレスなどをうまく制御ができなかった場合には、不適応を起こして心身の不調を引き起こします。

 窃盗症/クレプトマニアに至るきっかけとなる出来事はそれぞれ人によって異なります。しかし、窃盗症/クレプトマニアの多くのケースでは、ストレスに対する対処方法として窃盗行動をとるといわれています。そのため、窃盗行動でストレスが緩和できたときには、次も同じような行動でストレスに対処しようという学習がなされます。この学習によって、窃盗行為は強化されていきます。

 次第に、どのようなストレスに対しても窃盗行動をとるようになり、いつの間にか、ストレスに対する対処行動であったものが、窃盗行動そのものが目的となっていってしまうのです。

 

 あつた白鳥クリニック 依存症・嗜癖治療センターでは、窃盗症/クレプトマニアのオンラインでのグループ・プログラムを実施しています。下記の電話番号まで、「オンライン・プログラムについて」とお問い合わせください。

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